2007-01-01から1年間の記事一覧

キーナン文庫、チャーチル文庫で調べたものです

歴史資料の扱いについて このブログは私が管理し、私の調べた資料や取材を基にして、書いています。 使っている歴史資料は、ハーバード大学のキーナン文庫(キーナンは東京裁判の首席検事)やイギリスの国立公文書館のチャーチル文庫で見たものです。キーナ…

ラストエンペラー、天津の屋敷跡から

温家宝首相の氷を溶かす旅とは? 温家宝・中国首相の国会演説を聞きました。 中国古典の李白、杜甫を引用し、阿倍仲麻呂、鑑真和上など日中の歴史上の人物を列挙して、長い日中の歴史を解説する知的なパワーを感じました。にこやかでしなやかな印象を振りま…

天津、北京の旅から

すごいエネルギーと活力、人々の表情は明るかった 駆け足で、天津から北京を回ってきました。 ちょうど、六ヵ国協議の最中でしたが、政治への関心は低く、五輪に向けた経済発展のエネルギーと活力が、都市の空気を満たしていました。そのぶん町は埃ぽく、霧…

雪の金閣寺も幻にーー不都合な真実

京都議定書の京都が世界の中心に? ゴア前米国副大統領が作った映画「不都合な真実」は、世界的にヒットしています。観客層も老若男女に偏りがないようです。 暖冬で地球温暖化を実感しているので、この映画の怖さがひしひしと伝わります。 この作品は映画の…

年末年始のテレビの醜態

連続ドラマ「白虎隊」だけは例外だった 年末年始のテレビの低劣ぶりには辟易しました。フセイン処刑ニュースすらほとんど報道されないし、情報鎖国ぶりを遺憾なく発揮しましたね。 ブラウン管がグルメ中毒にでもかかっているようで、食べ物のほかはオチャラ…

硫黄島からの手紙

ノーブレス・オブリッジとしての栗林中将 「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」を見ました。硫黄島の激戦が、太平洋戦争の帰趨を決する重要な意味を持っていたことがよくわかりました。日米双方の戦争を、二つの視点から描いた初めての映画で、戦争映画…