”風説の流布”こそメディアの本業か? 

Tshibayama2006-04-01

エイプリルフールですね。堂々と風説を流しても良い日です。
まさか、前原退陣はエイプリルフールではないでしょうね。
 いまの世相は、毎日がエイプリルフールの祭りの中、のような気分です。
 ええホント!、嘘!、信じられない!、という事件が頻発し、猜疑と不信の連鎖ばかりが世の中に広がっています。 時流に迎合するコメンテーターたちは、『国家の品格』などと偉そうにいっているが、人様に道徳や品格を語る人々の、品格はどうなっているんだろうか?
 思うに、「流布された風説」こそが、真実の現象かもしれない。人々はいまの「風説」をとりあえず信じて生きて、次の「風説」が現れるのを待つ。
 だれが「風説」を「流布」させているか、それをつきとめるのが自由なメディアの役割ですが、保身と利害に敏感なこの国のジャーナリストたちは、誰かが作った風説を率先して流す側に回ってしまっている。ラウドスピーカーのようなものです。
 メディア・アナリストの私としては、大混乱するしかありません。

 国会議員でも普通の善人だったらしい永田さんは、”海千山千ジャーナリスト”が流した「風説」にまんまと引っかかったということです。可哀想ですね。
 やはり人間性悪説に立って、社会システムを根本から組み直す必要がありそうです。同じ政治家でも、元首相とその側近たちは、一億円の金をもらいながら誰も知らない、といっているんだから。永田さんもそういう先輩をもっと見習って出直すんだね。